産業保健師 魅力

保健師は、地域住民の健康予防などに携わるイメージが強いかもしれませんが、会社に籍を置いて社員の健康管理に関わっていく産業保健師も近年脚光を浴びてきた仕事の一つです。地域に関わる保健師も産業保健師も、人間の健康をサポートしていくという意味においてはやりがいのある仕事であることを念頭に置いて記事を読んでくだされば幸いです。

産業保健師は社員の健康管理・予防・指導に関わっていきますが、企業内健康管理と一口に言ってもその仕事は幅広いものになっています。各種健康診断の実施、様々な健康上の相談を受ける業務、労務関係の対応・処理など様々なものがありますね。基本になるのは企業の経営・状態に沿った視点で常に社員を見つめる目が必要になってくるということでしょうか。このような産業保健師の仕事の魅力として2点挙げてみましょう。

・社員と共に歩く健康管理
魅力のひとつは、社員一人一人に寄り添って共に考え、悩み、健康上の問題を改善していくことができるという共感や共有にあります。会社の社員は身体上の健康だけではなく、精神的な部分（ストレス、うつなど）で悩んでいる方もかなり多いものです。産業保健師はこういった社員の気持ちを汲み取り、辛い部分も喜びも共に共有していきます。こういったことが仕事を通してできますので、人とのコミュニケーション、カウンセラー的な部分ではとてもやりがいがあり、魅力たっぷりのお仕事だと思います。

・会社と密接に関わる
健康管理においては、常に会社の経営に沿った視点が要求され、ある部分企業の深い部分で関わることができますので、産業保健師は企業の成長・躍進に繋がる仕事です。人によっては、こういったことにかなりの魅力を感じると思います。視野を広く持つと、日本経済の発展に貢献していくことにも繋がっていくのではないでしょうか。

どのような仕事であっても、その魅力の度合いは「仕事をやったという達成感」「人や社会に貢献できる」という部分のウエイトが高いことはみなさんご承知のことと思います。産業保健師はこの部分で本当に魅力のある仕事なのですよ！産業保健師の求人はあるものの採用されるのは難関という現実がありますが、目指している方は是非頑張っていただきたいと思います。

純然たる仕事の魅力とはやや違いますが、給与や休日面でも産業保健師は待遇が良い部分があります。ここに魅力を感じている方もかなり多いことを最後に付け加えておきます。